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便秘とは?

便秘とは?
「便は健康のバロメーター」この言葉をご存知でしょうか。便秘の日はなんとなく気分が優れないことがあるかもしれません。 便秘とは、大腸内の排泄物(便)の通過が遅れて腸内に便が長時間溜まり、排便が順調におこなわれない状態です。 便は食べたものから体に必要な栄養素が吸収されたあとの不要物です。そのため、不要物がそのまま腸に残り続けると、体調が悪くなります。 たとえば、お腹が張って苦しくなったり、食欲不振や吐き気・嘔吐につながったりします。放置すると、日常生活に支障が出るおそれがあるため、速やかに対処しましょう。 また、便秘が続くことで、脳卒中や心臓病のリスクが上がることが示唆されています。そのほか生活の質が下がることもガイドラインで言及されており、便秘のコントロールは重要といえます。 便秘は女性の病気と思われる方も多いですが、実際には男性も女性も年齢が上がるにつれ便秘が増えて、性差がなくなります。従って、男性だからといって便秘を恥ずかしいと思う必要はありません。

便秘の原因となる疾患

便秘の場合、体質的に便秘になる方が多く、原因検索に固執せずに生活習慣や薬物治療などで症状のコントロールをおこなうことも重要です。 まずは大腸がんなどの進行性の疾患を除外するための検査をおこない、長期的に薬物コントロールも視野に入れた治療を進めることが望ましいといえます。 便秘の原因となるおもな疾患は以下のとおりです。

便秘の方が受けるべき検査

便秘の方が受けるべき検査
便秘の症状で医療機関を受診した場合は、大腸カメラ検査をおこなうことを強くおすすめします。大腸がんによる便秘を早く見つけるためです。 特に50歳以上の方にとって、便秘は大腸がんを見つけるための重要な所見であることがガイドラインでも言及されています。 便秘症状が出るようになった方の中で、1〜2年のうちに大腸カメラをやっていない方は必ず検査を受けましょう。 大腸がんが心配な方の場合、若い方でも便秘であれば、大腸カメラ検査がおすすめです。 早期大腸がんはほとんど治るのですが、このように進行してしまった場合は治すことが難しい場合もあります。 「大腸がん検診をやっているから大丈夫」と思う方も多いのですが、大腸がん検診は症状がない方を対象にした検査であり、便秘のような症状がある方は大腸がんのリスクが高いので大腸内視鏡検査がおすすめです。 大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の中の様子をモニターに映し、病変の有無を直接確認します。 当院では鎮静剤を使って寝ているうちに検査ができたり、下剤を飲むのが不安な方は院内で下剤を飲むことができるようにしたりなど、検査を受けやすい体制を整えています。

便秘の治療方法

便秘の治療方法
便秘の治療をするためには、日々の生活習慣を整えることが大切です。食事については、1日3食食べましょう。 水分補給を積極的におこない、とくに水溶性食物繊維や不溶性食物繊維をしっかり摂取しましょう。 水溶性食物繊維を含む食品としては、キウイフルーツやりんご、いちごやみかんなどの果物が挙げられます。 また芋類やほうれん草・大根・たまねぎ・にんじんなどの野菜類もおすすめです。水溶性食物繊維は腸内環境を整え、軟便形成を促すため、積極的に食べてください。 不溶性食物繊維を含む食品としては、さつまいもやきのこ類、豆類や繊維の硬い野菜(セロリ・ニラ・とうもろこし・れんこん・なす)などが挙げられます。 おもに便のかさを増し、便通を整えたり、有害物質を吸着し排泄を促したりする働きがあります。 上記以外には、定期的に運動したり、トイレを我慢しないようにしたりすることが大切です。 しかしながら、生活習慣でできるコントロールには限りがあります。便秘が改善しない場合にそこに固執せず、薬物治療をおこなうことも重要です。

下痢とは?

下痢とは?
お腹の調子が悪くなり、トイレにこもりっきりになった経験はないでしょうか。ひどいときにはトイレの不安で外出がなかなかできず、生活に支障をきたした方がいるかもしれません。 下痢とは、便の水分が多すぎる状態です。正常な腸では、蠕動(ぜんどう)運動と呼ばれる運動によって腸の内容物を肛門側に送ります。 内容物が腸を通過する際、水分が体内に吸収され、適度な水分を含む便になります。このとき、なんらかの原因によって蠕動運動が異常に活発になると水分量の調節に障害が起き、便の中の水分が増加して下痢便や軟便になります。 また、腸から体内への水分吸収が不十分なときや腸からの水分分泌が増加すると、腸の中の水分が異常に多くなり、下痢便や軟便になる場合があるでしょう。

下痢の原因となる疾患

下痢の方が受けるべき検査

下痢の方が受けるべき検査
下痢の方が医療機関を受診した場合は、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)をおこなう場合があります。 これらの検査をおこなうことで、腸の状態や形状などを観察し、下痢を誘発する疾患になっていないかを確認することが可能です。 大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の中の様子をモニターに映し、病変の有無を直接確認します。特に、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの治療するべき疾患があるかどうか確認するために行います。

下痢の治療方法

下痢の治療法としては、水分補給をおこなうことが大切です。口から飲むことが可能な場合は、スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ時間をかけて飲みましょう。 もし、腹痛や嘔吐などで口から水分補給が難しい場合は、医療機関を受診し、点滴を受けてください。 下痢の影響で強い腹痛をともなう場合は、腸の強い収縮を抑える薬を服用する場合があります。 細菌性腸炎になっている場合は、抗菌薬を数日服用する必要があります。食事に関しては、急性の下痢の場合、水分補給に加え、おかゆや野菜スープ、りんごなどの胃腸へ負担がかかりにくいものを食べてください。 慢性の下痢の場合は、柔らかいご飯やうどん、繊維質が豊富ないも類、豆腐や納豆などを食べるとよいでしょう。

便秘・下痢でお困りの方は
当院までご相談ください

便秘・下痢でお困りの方は当院までご相談ください
下痢は、便の水分が多すぎる状態を指します。下痢が続くと、会社や学校などの日常生活に支障をきたす場合があります。 下痢が長期化する場合、過敏性腸症候群や慢性膵炎、虚血性腸炎やクローン病・潰瘍性大腸炎になっているおそれがあります。 治療するためには、水分補給や治療薬の服用、お腹に刺激を与えにくい食事などをおこなうことが大切です。 一方で、くれぐれも消化吸収が悪い食べ物(ラーメン・玄米・赤飯・肉・魚・生野菜)は避けてください。 なかなか下痢が治らない場合は、無理せず安静にしてください。

便秘の症状が続くと、食欲不振や吐き気・嘔吐につながる場合があります。また、生活の質を落とすことや、脳卒中・心疾患などで寿命に関わる可能性も指摘されています。 何よりも、大腸がんが原因の可能性もあるため、大腸内視鏡検査をおこなうことをおすすめします。 症状が悪化しないよう、生活習慣の改善や薬を服用し、治療に専念してください。便秘でお困りの方はお気軽に当院までご相談ください。

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