痔ろうとは?
痔ろうの症状
痔ろうの原因
痔ろうのおもな原因は、はっきりしないことが多いです。切れ痔が発展して起こる場合があります。 また、クローン病に合併するものや、結核・HIV感染・膿皮症などが関与する場合があります。 しかしながら、ほとんどの痔ろうは原因がわからないので「自分は便秘や下痢など、お尻に刺激を与えるような状況ではないから痔瘻ではないはずだ」と思わず、症状があればご相談ください。
痔ろうの検査方法
痔ろうは、視診(目視して診断する)・触診(幹部を触って診断する)をおこないます。肛門周囲にできた二次口(膿が出ていく外側の皮膚部分)を目で見て確認し、痔ろうを指で触って確認します。 また、肛門エコーやMRI検査などで正確な位置や広がり、形などを確認することが必要です。痔瘻の形式により、手術方法が異なるためです。
痔ろうの治療方法
小児にできた痔ろうは自然に治ることが多いのですが、成人にできた痔ろうは自然治癒することはまれであり、基本的に手術をしなければなりません。 手術にはさまざまな方法があり、専門性の高い肛門科の医師により評価、治療をおこなうことが非常に重要です。 痔ろうの形態によっては入院による治療が必要になることがあり、そういった際に対応できるように、当院では法人内の関連病院である辻仲病院柏の葉とシームレスな連携をおこなっています。 痔ろうのおもな治療法は以下のとおりです。小児にできた痔ろうは自然に治ることが多いのですが、成人にできた痔ろうは自然治癒することはまれであり、基本的に手術をしなければなりません。 手術にはさまざまな方法があり、専門性の高い肛門科の医師により評価、治療をおこなうことが非常に重要です。 痔ろうの形態によっては入院による治療が必要になることがあり、そういった際に対応できるように、当院では法人内の関連病院である辻仲病院柏の葉とシームレスな連携をおこなっています。 痔ろうのおもな治療法は以下のとおりです。
開放術式
開放術式は、細菌が侵入する原発口から膿が出ていく二次口まですべて開放する手術です。皮下痔ろう(肛門括約筋をつらぬいていない痔ろう)や低位筋間痔ろう(内括約筋と外括約筋との間を下に伸びる痔瘻)に対しておこなわれます。
シートン法
シートン法は一次口と二次口の間の瘻管(痔ろうの管)にシートン(ヒモ)を通し、少しずつ縛りながら時間をかけて瘻管を開放する手術です。シートンの材料としてはナイロン糸やゴム糸などが使用されます。
その他の複雑痔瘻に対する術式
瘻管が真っ直ぐ伸びていない、深い部分を走行している状態を複雑痔ろうといいます。複雑痔ろうの場合は、その瘻管の走行に合わせた治療が必要になります。
痔ろうが不安であったりお困りの方は当院までご相談ください