腸閉塞の症状
「腸閉塞って聞いたことはあるけど、どのような病気かわからない」 このように疑問を感じる方がいるのではないでしょうか。腸閉塞(イレウス)とは、腸管が狭くなったり塞がったりすることで、腸内の食べ物や水分、消化分泌液やガスなどが通過できなくなる状態です。 正常な腸の場合、内容物が肛門に向かって一方通行で流れています。分泌される消化液は、下流に進むなかで再吸収され、不要物のみが排泄されるような仕組みになっています。 一方で、腸管が閉塞すると消化途中の食べ物だけでなく消化液も再吸収されずに溜まり、腸が拡張します。
腸閉塞の症状
腸閉塞の原因
腸閉塞の検査方法
腸閉塞の検査方法には、おもに以下の4つがあります。
腸閉塞の治療方法
保存療法とは、手術をせずに消化器の負担を軽減しながら経過観察をおこない、回復を目指す治療法です。 飲食を止めた状態で腸の負担を減らし、症状が治まらない場合は、鼻からイレウス管と呼ばれるチューブを挿入します。 チューブを挿入することで、腸内に溜まっている内容物やガスを管から排出させ、減圧をおこなうことが可能になります。
保存療法を実施しても改善されなかったり、絞扼性腸閉塞で血行が滞ったりして腸が壊死するリスクがある場合は手術療法をおこないます。 手術では、腸閉塞のタイプによって癒着した部分を剥離させたり、腸の壊死した箇所を除去したりします。 また、胆石や腫瘍などで腸が塞がれている場合は、腫瘍の切除や胆石の摘出などがおこなわれるのが特徴です。
腸閉塞が不安であったりお困りの方は当院までご相談ください